この記事で学べること
- 最新のオープンソースモデル Kimi K2.5 の特徴と性能
- ローカル環境で視覚エージェント(Visual Agent)を動かすためのセットアップ手順
- 画像や動画からコードを生成する具体的な実装コード
前提条件
- Python 3.10 以上がインストールされていること
- 16GB以上のVRAMを搭載したNVIDIA製GPU(RTX 3090/4090推奨)
- Hugging Faceのアカウントおよびアクセストークン
Step 1: 環境準備
まずは、Kimi K2.5を動かすための仮想環境を作成し、必要なライブラリをインストールしましょう。みなさんも、新しいライブラリを入れる時に依存関係で頭を抱えた経験はありませんか? 私はSIer時代に環境構築だけで丸一日潰した苦い思い出があります。今回はスムーズに進めましょう。
# 仮想環境の作成
python -m venv kimi-env
source kimi-env/bin/activate # Windowsの場合は kimi-env\Scripts\activate
# 必要なパッケージのインストール
pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu121
pip install transformers accelerate diffusers sentencepiece
pip install flash-attn --no-build-isolation
Step 2: 基本設定
次に、Kimi K2.5をロードするための設定ファイルを記述します。このモデルは視覚情報(Vision)と推論能力(Agentic Intelligence)を兼ね備えているのが最大の特徴です。個人的には、この「Agent Swarm」という、複数のエージェントを並行して動かす仕組みには非常にワクワクしています。
以下の内容を config.py として保存してください。
import torch
from transformers import AutoProcessor, AutoModelForCausalLM
# モデルのパス(Hugging Face上の名称)
MODEL_ID = "moonshotai/Kimi-K2.5"
def load_kimi_model():
print("モデルをロードしています... 少々お待ちください。")
# 精度を保ちつつメモリを節約するために bfloat16 を使用
processor = AutoProcessor.from_pretrained(MODEL_ID, trust_remote_code=True)
model = AutoModelForCausalLM.from_pretrained(
MODEL_ID,
device_map="auto",
torch_dtype=torch.bfloat16,
trust_remote_code=True
)
return processor, model
Step 3: 実行と確認
いよいよ、画像からウェブサイトのコードを生成させてみましょう。Kimi K2.5は「Code with Taste」を掲げており、見た目の美しいサイトを作るのが得意です。
以下のコードを run_agent.py として作成し、実行してみてください。
from PIL import Image
import torch
from config import load_kimi_model
def generate_web_code(image_path, prompt):
processor, model = load_kimi_model()
# 画像の読み込み
image = Image.open(image_path).convert("RGB")
# プロンプトの組み立て
messages = [
{
"role": "user",
"content": [
{"type": "image"},
{"type": "text", "text": prompt}
]
}
]
inputs = processor(images=image, text=prompt, return_tensors="pt").to("cuda")
# 生成実行
with torch.no_grad():
output = model.generate(**inputs, max_new_tokens=1024)
response = processor.decode(output[0], skip_special_tokens=True)
print("--- 生成されたコード ---")
print(response)
if __name__ == "__main__":
# 手元にある適当なスクリーンショット画像を指定してください
generate_web_code("sample_design.png", "この画像のデザインを再現する、モダンでアニメーションの効いたHTML/CSSを書いてください。")
よくあるエラーと対処法
エラー1: Out of Memory (OOM)
torch.cuda.OutOfMemoryError: CUDA out of memory. Tried to allocate ...
解決策: Kimi K2.5は非常に高性能なモデルであるため、VRAM消費が激しいです。もしエラーが出る場合は、モデルロード時に load_in_8bit=True または load_in_4bit=True (bitsandbytesライブラリが必要)を試してみてください。また、入力画像の解像度を下げるのも有効な手段です。
まとめ
いかがでしたか? Kimi K2.5のような、視覚とコード生成を高い次元で融合させたモデルがオープンソースで登場したことは、私たち開発者にとって大きなチャンスだと思います。正直、これまでのオープンソースモデルとは一線を画す「センスの良さ」を感じました。
エージェントを最大100個並列で動かす「Agent Swarm」機能もベータ版として提供されており、大量のタスクを一気に処理する未来がすぐそこまで来ていますね。みなさんも、まずは身近なデザインのコード化から試してみてください。きっと驚くはずですよ。
ぜひ試してみてくださいね。
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