この記事で学べること
- DeepSeek-R1をローカルPCに導入する最短の手順
- Pythonを使用して推論プロセス(思考プロセス)を確認する方法
- 自分のPCスペックに合わせた最適なモデルサイズの選び方
前提条件
- インターネット接続環境
- 8GB以上のRAMを搭載したPC(GPU搭載推奨ですが、CPUでも動作可能です)
- Python 3.10以上がインストールされていること
Step 1: 環境準備
まずは、ローカルLLMを動かすための最もポピュラーで簡単なツールである「Ollama」をインストールします。元SIerの私から見ても、このツールの手軽さは革命的だと思います。
以下のコマンドをターミナル(またはコマンドプロンプト)で実行して、DeepSeek-R1をダウンロードします。
# DeepSeek-R1の8Bモデルをダウンロードして起動
ollama run deepseek-r1:8b
みなさんは、モデルのサイズ選びで迷ったことはありませんか?DeepSeek-R1は1.5Bから671Bまで幅広く用意されています。一般的なノートPCなら1.5Bや7B(8B)、VRAMが豊富なゲーミングPCなら14Bや32Bを試すのが個人的なオススメです。
Step 2: 基本設定
次に、PythonからDeepSeek-R1を制御するための設定を行います。ライブラリとして「ollama-python」を使用します。
# 必要なライブラリのインストール
pip install ollama
次に、思考プロセス(Chain of Thought)を含めてレスポンスを取得するためのコードを記述します。DeepSeek-R1の最大の特徴は、答えを出す前に「うーん、これはこうかな?」と考えるプロセスが見えることですよね。
import ollama
# モデルの指定(Step 1でダウンロードしたもの)
model_name = "deepseek-r1:8b"
def chat_with_r1(prompt):
response = ollama.chat(
model=model_name,
messages=[{'role': 'user', 'content': prompt}]
)
return response['message']['content']
# テスト実行
if __name__ == "__main__":
user_input = "「1から100までの素数を合計するPythonコードを書いて」"
print(chat_with_r1(user_input))
Step 3: 実行と確認
作成したスクリプトを実行してみましょう。DeepSeek-R1が回答を生成する際、タグで囲まれた思考内容が出力されるはずです。
- ターミナルで
python your_script_name.pyを実行します。 - 出力結果を確認します。
正直なところ、1年前のリリース当初はここまでスムーズに動くとは思っていませんでした。今のローカル環境の充実ぶりには驚かされますね。みなさんも、出力された「思考の跡」をじっくり読んでみてください。AIがどうやって論理を組み立てているのかが分かって、非常に面白いですよ。
よくあるエラーと対処法
エラー1: Out of Memory (OOM)
Error: model requires more VRAM than available
解決策:
このエラーは、グラフィックボードのメモリが足りない場合に発生します。より小さいパラメータのモデル(例: deepseek-r1:1.5b)に変更して試してみてください。
エラー2: 接続拒否 (Connection Refused)
requests.exceptions.ConnectionError: HTTPConnectionPool...
解決策: Ollamaのサービスがバックグラウンドで起動していない可能性があります。メニューバーやタスクバーでOllamaのアイコンが表示されているか確認し、未起動ならアプリを再起動してください。
まとめ
DeepSeek-R1のリリースから1年。当時は「中国発の凄いモデルが出た」と話題になりましたが、今ではこうして誰でも簡単に手元で動かせるようになりました。
技術の進歩は本当に早いですね。SIer時代、これだけの推論能力を持つシステムを構築しようと思ったら、どれだけのコストと時間がかかったか…。そんなことを考えると、今の環境は魔法のようです。
みなさんも、ぜひ自分専用の推論AIをローカルで飼い慣らしてみてください。この記事がその第一歩になれば嬉しいです。
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- NVIDIA RTX 4090 - 最高性能24GB VRAM、大規模モデル向け
- 大規模言語モデル入門 - LLMの基礎から実装まで
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